今日 4月24日は、オーストリアの作曲家 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732~1809)のオラトリオ『四季』の初演日である。
■2019/04/24 19:04 ーーーーーーーーーーーーーー
■第1部 「春」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・第1曲:序奏とレチタティーヴォ「見よ、厳しい冬も」
・第2曲:合唱「来い、のどかな春よ」
・第3曲:レチタティーヴォ「天の牡羊座から、今」
・第4曲:アリア「農夫は今、喜び勇んで」
・第5曲:レチタティーヴォ「農夫は今、骨惜しみをせず」
・第6曲:三重唱と合唱
「慈悲深い天よ、恵みを与えてください」(祈りの歌)
・第7曲:レチタティーヴォ
「私たちの願いは聞き届けられました」
・第8曲:三重唱と合唱
「おお、今や何と素晴らしい」(喜びの歌)
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■第2部 「夏」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・第9曲:序奏とレチタティーヴォ「灰色のヴェールに包まれて」
・第10曲:アリア「眠りを覚ました羊飼いは今」
・第11曲:レチタティーヴォ「朝焼けが訪れて」
・第12曲:レチタティーヴォ
「今、まわりの全てのものが活動を始め」
・第13曲:カヴァティーナ「自然は、重圧に喘いでいる」
・第14曲:レチタティーヴォ「さあ、暗い森に来ました」
・第15曲:アリア「何という爽やかな感じでしょう」
・第16曲:レチタティーヴォ「おお見よ、蒸し暑い空気の中で」
・第17曲:合唱「ああ、嵐が近づいた」
・第18曲:三重唱と合唱「黒い雲は切れ」
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■第3部 「秋」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・第19曲:序奏とレチタティーヴォ「はじめが、春が」
・第20曲:合唱付き三重唱
「こんなに自然は、勤労に報いてくれた」
・第21曲:レチタティーヴォ
「ごらんなさい、あそこのしばみの茂みの方へ」
・第22曲:二重唱「町から来た美しい人、こちらへおいで!」
・第23曲:レチタティーヴォ「今、裸に剥かれた畑に」
・第24曲:アリア「広い草原を見渡してごらん!」
・第25曲:レチタティーヴォ「ここで、野兎を塒(ねぐら)から」
・第26曲:合唱「聞け、この大きなざわめき」
・第27曲:レチタティーヴォ「ぶどうの樹には、今」
・第28曲:合唱「万歳、万歳、ぶどう酒だ」
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■第4部 「冬」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・第29曲:序奏とレチタティーヴォ「今、色褪せた年が沈み」
・第30曲:カヴァティーナ「光と命は衰え」
・第31曲:レチタティーヴォ「広い湖も凍りつき」
・第32曲:アリア「旅人が今ここで」
・第33曲:レチタティーヴォ「そこで旅人が近づいてみると」
・第34曲:合唱付きリート「くるくる回れ」(糸車の歌)
・第35曲:レチタティーヴォ「亜麻布を紡ぎ終えて」
・第36曲:合唱付きリート「ある時、名誉を重んずる娘が」
・第37曲:レチタティーヴォ「乾燥した東のほうから」
・第38曲:アリア「これを見るが良い、惑わされた人間よ」
・第39曲:三重唱と合唱「それから、大いなる朝が」
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原作は、スコットランド人の詩人ジェームス・トムソンが、1726~30年にかけて発表したものであり、ハンブルクの詩人バートルド・ハインリッヒ・ブロッケス(1680~1747)によって1745年にドイツ語に翻訳され出版されていた叙事詩『四季』である。
台本は、それをもとにゴットフリート・ヴァン・スヴィーテン男爵がオラトリオ用に作成した。ただし、第34曲目(詩人ビュルガー作)と第36曲目(詩人ヴァイゼ作)は、当時ウィーンで親しまれていた詩人のものが用いられている。
作曲の開始時期は、オラトリオ『天地創造』が初演され、大成功を収めて間もない1798年4月頃から始められたとされる。しかし、その頃ハイドンは病気がちであり、全曲の完成は、1801年の初め頃とされる。
初演は、1801年の今日、4月24日、ウィーンのシュヴァルツェンベルク侯爵邸の宮殿(大広間)にて、ハイドン自身の指揮により非公開で行われた。
オーケストラと合唱、合わせて180人以上が出演したといわれている。(非公開での演奏は、5月1日(初演と同じシュヴァルツェンベルク宮殿)、5月24日(ウィーン宮廷)にも行われている。)
なお、一般人を対象とした公開初演は、5月29日に、ウィーンのレドゥーテンザールで行われた。
本 オラトリオ『四季』は、3人の農民(小作人のシモン(Bas)、娘ハンネ(Sop)、若い農夫ルーカス(Ten))を独唱者とし、オーケストラと混声四部合唱により、「春」・「夏」・「秋」・「冬」の4つの季節により移り変わる田園の自然や生活の賛美を中心に展開される。
汎神論(すべてのものに神が宿っているとしたり、一切万物の全体がすなわち神であるという神と世界との本質的同一性)的傾向を示しているため、世俗的オラトリオと呼ばれる。
今日ご紹介するオラトリオ『四季』は、4つの部分からなり、全39曲より構成される。(自筆楽譜は不明となっており、1802年にブライトコプフ社刊行のスコアを初版とし、1922年に同社から(初版の)校訂出版されたハイドン全集やそれに基づく フィルハーモニア版、ペータース版、オイレンブルク版などがある。(以下の39曲の順番は、オイレンブルク版による。)
第1部 「春」
・第1曲:序奏とレチタティーヴォ「見よ、厳しい冬も」
・第2曲:合唱「来い、のどかな春よ」
・第3曲:レチタティーヴォ「天の牡羊座から、今」
・第4曲:アリア「農夫は今、喜び勇んで」
・第5曲:レチタティーヴォ「農夫は今、骨惜しみをせず」
・第6曲:三重唱と合唱
「慈悲深い天よ、恵みを与えてください」(祈りの歌)
・第7曲:レチタティーヴォ
「私たちの願いは聞き届けられました」
・第8曲:三重唱と合唱
「おお、今や何と素晴らしい」(喜びの歌)
第2部 「夏」
・第9曲:序奏とレチタティーヴォ「灰色のヴェールに包まれて」
・第10曲:アリア「眠りを覚ました羊飼いは今」
・第11曲:レチタティーヴォ「朝焼けが訪れて」
・第12曲:レチタティーヴォ
「今、まわりの全てのものが活動を始め」
・第13曲:カヴァティーナ「自然は、重圧に喘いでいる」
・第14曲:レチタティーヴォ「さあ、暗い森に来ました」
・第15曲:アリア「何という爽やかな感じでしょう」
・第16曲:レチタティーヴォ「おお見よ、蒸し暑い空気の中で」
・第17曲:合唱「ああ、嵐が近づいた」
・第18曲:三重唱と合唱「黒い雲は切れ」
第3部 「秋」
・第19曲:序奏とレチタティーヴォ「はじめが、春が」
・第20曲:合唱付き三重唱
「こんなに自然は、勤労に報いてくれた」
・第21曲:レチタティーヴォ
「ごらんなさい、あそこのしばみの茂みの方へ」
・第22曲:二重唱「町から来た美しい人、こちらへおいで!」
・第23曲:レチタティーヴォ「今、裸に剥かれた畑に」
・第24曲:アリア「広い草原を見渡してごらん!」
・第25曲:レチタティーヴォ「ここで、野兎を塒(ねぐら)から」
・第26曲:合唱「聞け、この大きなざわめき」
・第27曲:レチタティーヴォ「ぶどうの樹には、今」
・第28曲:合唱「万歳、万歳、ぶどう酒だ」
第4部 「冬」
・第29曲:序奏とレチタティーヴォ「今、色褪せた年が沈み」
・第30曲:カヴァティーナ「光と命は衰え」
・第31曲:レチタティーヴォ「広い湖も凍りつき」
・第32曲:アリア「旅人が今ここで」
・第33曲:レチタティーヴォ「そこで旅人が近づいてみると」
・第34曲:合唱付きリート「くるくる回れ」(糸車の歌)
・第35曲:レチタティーヴォ「亜麻布を紡ぎ終えて」
・第36曲:合唱付きリート「ある時、名誉を重んずる娘が」
・第37曲:レチタティーヴォ「乾燥した東のほうから」
・第38曲:アリア「これを見るが良い、惑わされた人間よ」
・第39曲:三重唱と合唱「それから、大いなる朝が」
ハイドンの写真
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□A-1□(動画)「春」(演奏時間:約31分)
■A-1■『四季』より「春」□ ▶ Haydn Die Jahreszeiten The Seasons 1 Der Frühling The Spring - YouTube
□A-2□(動画)「春」(演奏時間:約36分)
■A-2■『四季』より「夏」□ ▶ Haydn: Der Sommer ~ Die Jahreszeiten, oratorio, H. 21/3 | Roger Norrington - YouTube
□A-3□(動画)「春」(演奏時間:約34分)
■A-3■『四季』より「秋」□ ▶ Haydn Die Jahreszeiten The Seasons 3 Der Herbst The Autumn - YouTube
□A-4□(動画)「春」(演奏時間:約32分)
■A-4■『四季』より「冬」□ ▶ Haydn Die Jahreszeiten The Seasons 4 Der Winter The Winter - YouTube
□ B □(全曲)(演奏時間:約2時間30分(150分))
■2019/04/24 18:59 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■ B ■(全曲)『四季』□ ▶ Haydn - The Seasons (Die Jahreszeiten) - YouTube
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オーストリア 20シリング 1982年発行
ハイドン 「生誕250年」